武蔵野市政ニュース~令和8年度予算を賛成!~議場で言及した【討論】について


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ところで、本日は、令和8年度予算に関連した報告をさせていただきます。

令和8年度予算は、一昨日、3月27日に本会議が開催されて、賛成多数で可決しました。
私の方では、その場で、予算に対して賛成する理由などを述べるための【討論】を行いました。

言及した項目と概要について以下の通り、お知らせいたします。

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<言及した項目>
1.令和8年度予算特別委員会の特徴的な変化
2.令和8年度予算の武蔵野市と三鷹市との財政の比較について
3.武蔵野市が公表した長期財政シミュレーションの下振れリスクについて
4.評価して予算を賛成する理由について
5.令和8年度予算における要望、意見等をお知らせしたい主な事業について
 ⑴2中と6中を再編するならば特色ある学校づくりを
 ⑵公共施設再整備、特に武蔵野公会堂の改修計画についての見直しの必要性
 ⑶資金管理アドバイザーによって効率的な運用を
 ⑷ふるさと応援基金の活用によって奨学金制度の導入を
 ⑸商工費(ふるさと応援寄付を除く)は歳出全体のわずか0.7%、財源と人材の投入を
 ⑹地域通貨ポイント制度は広域化の検討も
6.予算特別委員会における事実誤認の答弁~今後は誠実な対応を

関心が強い項目については、以下の概要をご覧ください。

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<概要>

1. 令和8年度予算特別委員会の特徴的な変化
 これまでの社会情勢の変化に加えて、イラン・中東情勢の変化もあり、物価高騰・建設費高騰の影響もあることから、拡大する予算について、執行部においても、委員においても懸念する発言が確認されました。
 このことについては、これまで懸念を示してきた立場から評価しています。

2. 武蔵野市と三鷹市との財政の比較について
 武蔵野市は三鷹市よりも圧倒的に豊かであり、三鷹市よりも、1年間あたり、歳出額は年間225億円、市税は147億円も多い状況にあると試算されます。
 しかし、武蔵野市はインフレの影響をより大きく受ける構造にあり、税収の拡大に伴う収支の改善が確認されますが、注意しなければならないのは、インフレに伴うコストの増加は、例えば、契約更新の関係等から数年かけて顕在化することがあるということです。現状の市の財政は、実力以上によく見えている可能性があると考えられます。イラン・中東情勢の変化を含めた世界情勢の変化が不確実性を増していることを含めて、10年後、20年後、30年後を見据えた行財政運営が求められます。
 なお、三鷹市と比較して多額の税金が投入されているのは、投資的経費です。市民一人当たりでみると、武蔵野市は三鷹市の3倍近い税金を投入する予算となっています。現環境下、三鷹市は慎重な姿勢を取っていると考えられます。

3. 武蔵野市が公表した長期財政シミュレーションについて
 武蔵野市は、今年3月に将来人口推計の見直しとともに、長期財政シミュレーションも策定しなおしました。本シミュレーションによると、30年後に基金が枯渇しないという状況になるとされています。
 しかし、私は3つの要因によって本シミュレーションが下振れる不確実性があると考えています。

 一つ目の下振れリスクは、今年2月に公表された「将来人口推計」です。武蔵野市の流入数の推計において、全国の人口変化の影響を十分織り込まれていないという問題があることから、現状の推計値よりも武蔵野市の人口は少なくなると私は予想しています。

 二つ目の下振れリスクは、コストの見通しです。将来的に必要とするコストは、現状の市の見通しを上回る可能性が高いと予想しています。その一つは、インフレによるコストの増加は今後顕在化するものと予想されることです。また、昨今は、世界情勢の変化を受けて、原油価格の上昇や円安が進んでいます。建設費の更なる高騰に伴う公共施設等の再整備費用についても、影響を及ぼして市の見通しよりも増加する可能性があります。

 三つ目の下振れリスクは、吉祥寺駅南口や三鷹駅北口の再整備、都営水道一元化、東京都計画改定に伴う下水道切り替え工事事業などの大規模事業は、現時点で費用が確定していないことから本シミュレーションに織り込まれていないことです。
 しかし、いざ事業を進めようとした際には、おそらく数百億円の財源が必要となりますが、そのことが財政を大きく圧迫する可能性があります。

 市が示したシミュレーションは、複数あるシナリオの一つとして考えるのは問題ないのですが、これよりも悪化する可能性があることを前提とした行財政運営が求められます。

4. 評価して予算を賛成する理由について
 理由の一つ目は、市民の生命、健康、そして、財産を守るための事業が進められていることです。具体的には、
 ・吉祥寺南病院の継承問題を含めた地域医療体制の維持強化
 ・これまで私が要望してきた政策として、防犯カメラの設置と感震ブレーカーの配布事業が実施されること
 ・都営水道一元化

などが挙げられます。
 理由の2つ目は、福祉関連において新たな事業として、
 ・子ども誰でも通園制度
 ・デジタル技術を活用した見守り事業
 ・ヤングケアラー実態調査
などが実施されることにあります。
支援を必要とする方に対するサービスを、着実に実施していただきたいと思います。

5. 令和8年度予算における要望、意見等をお知らせしたい主な事業について
⑴2中と6中を再編するならば特色ある学校づくりを
 小美濃市長が極めて丁寧に学校改築事業を進めていることについて評価しています。

 様々な意見があるのも事実ですが、方針が決定したらメリットを最大化し、デメリットを最小化する必要があると考えています。
 引き続き、一人でも多くの方のご意見を聞き、そのうえで、2中と6中が再編することになったら、
 ・(極めてハードル高いとはいえ)第2しろがね公園での統合新校の建設の検討
 ・特色ある学校づくり(アニメ・マンガ、英語教育、オンライン授業など)
をしてほしいと要望しました。

 再編のメリットには、教員数の増加や50億円の財源が浮くということがあるとされています。市には私の提案以外にも、このメリットを最大化して、どのような特色ある学校をつくれるのかをしっかりと調査していただき、振り返ったら、再編してよかったといわれるような学校にしていただきたいと考えています。

⑵公共施設再整備、特に武蔵野公会堂の改修計画についての見直しの必要性
 イラン・中東情勢の変化など、世界情勢の大きく変動していおり、不確実性は増しています。その中で、20年後に取り壊す武蔵野公会堂について35億円を投じて大規模改修を行うこととなっています。
 現環境下では、多額の税金を投入する公共施設再整備においては、未来を見据えて、全体最適となるよう、慎重に、優先順位をつけて進めていくことを要望しました。

⑶資金管理アドバイザーによって効率的な運用を
 武蔵野市では、金利のある世界において、効率的に基金の運用に関して、資金管理アドバイザーを募集するということにしています。
 一方、現在、武蔵野市の外郭団体では、外部金融機関から借入を行っていて、令和8年度は9千万円を超える利息を支払うとしています。
 これまでも要望していることなのですが、支払利息の負担を減らすように、市の基金から外郭団体へ必要な資金を貸し出すということについて実現していただきたいと、改めて要望しました。内部調達することで数千万円レベルでの負担減少につながるものと考えています。

⑷ふるさと応援基金の活用によって奨学金制度の導入を
 現在、武蔵野市に対するふるさと応援寄付が増えています。この使い道について、「子どもたちが希望を持ち健やかに暮らせるまちづくりを応援します。」という分野があり、この分野に充当すると指定している金額が1億円あります。
 子どもたちが経済的な事情に左右されることなく希望する進路を選択できるようにするため、市に奨学金制度を設置することを要望しました。
 実は、私自身が、奨学金(大学、大学院)があったから、学生時代は自分の希望することをできたということがあります。奨学金がなかったら、全く別の人生を歩んでいたと思いますし、武蔵野市での議員をさせていただくこともなかった確率の方が圧倒的に高かったと思っています。 

⑸商工費(ふるさと応援寄付を除く)は歳出全体のわずか0.7%、財源と人材の投入を
 ふるさと応援寄付関連の費用を除くと、地域振興などに使われる商工費は6.6億円で、全体のウエイトの0.7%にしかすぎません。
 吉祥寺という商業地を有して、豊かな財政力を誇る武蔵野市にしては、この金額は少ないと指摘せざるを得ません。
 しかしながら、武蔵野市は強みであるアニメ、サッカーなどのコンテンツを活用しきれてないところもあると思います。より魅力ある武蔵野市を気付くためにも、財源や人材をもっと投入していただくことを検討していただきたいと要望しました。

⑹地域通貨ポイント制度は広域化の検討も   
 難しい事業であるのは間違いないのですが、成功する際のメリットは大きいので、積極的な対応をお願いしました。
 その上で、先行する三鷹市の調査とともに、三鷹市の仕組みに乗れないかについても調査研究することを要望しました。難しいのは承知していますが、地域通貨ポイント制度の課題といわれる、事業者数・利用者数、コストの問題の解決につながる可能性もあります。
 また、この事業に限らず、三鷹市だけとは限らず、各自治体がメリットのある近隣自治体との連携への道がひらけるかもしれません。簡単ではないと思いますが、大きな視点で、多摩をリードする武蔵野市として、これらの可能性を探っていただくことをお願いしました。

6. 予算特別委員会において執行部が事実誤認の答弁をしたことについて
 土木費の審査において、執行部の答弁は事実誤認の内容であり、委員会において、「議会を軽視する極めて深刻な問題」などと記述のある付帯決議が提案される事態となりました。
 ただ、私としては、「議会軽視」という点については、駐輪場売却問題や将来人口推計においても同様に感じ、議会内外でも指摘してきたことです。
 この機に、改めて、市民の方に対しても、議会に対しても、誠実な姿勢で受け答えや対応することを心がけてほしいと、要望いたしました。

以 上

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乱筆乱文をご容赦ください。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

武蔵野市議会議員
小林まさよし