令和8年4月4日
1.はじめに
武蔵野市議会議員、小林まさよしです!
令和5年4月23日執行の統一地方選挙において、3,940票ものご支持をいただき、現在2期目を務めさせていただいております。
本ホームページを、ご訪問頂き、ありがとうございます!
議員生活においては、これまで主に、
・未来を見据えた行財政改革!
・子どもたちが未来に希望を持てる環境づくり!
・高齢者も元気な、健康都市・武蔵野市を目指して!
・防災・減災!安全安心の街づくり!
・魅力ある武蔵野市となる地域活性化!街づくりを!
を主張してまいりました。
また、武蔵野市で大きな問題として取り上げられた
・『住民投票条例』
・吉祥寺駅北口の『駐輪場売却問題』
などの『市民軽視』で進められてきた武蔵野市政の問題を追及し
、20年後、30年後を見据えて、市民の皆様に必要な行財政運営が行われるように
・『市政改革』に挑戦!
しています。

2.武蔵野市の財政力は全国トップ水準!~
しかし高コスト構造ゆえ、物価・建設費の高騰が他市以上に財政を圧迫!いまこそ未来を見据えた行財政運営を!
武蔵野市の財政力は市町村の中でも日本トップクラスで、非常に豊かな自治体です。しかし、その財政力ゆえに行政コストも高い状態(高コスト)にあるという課題を持っています。
現在、ロシアによるウクライナ侵攻やイラン・中東情勢の変化など、世界情勢は大きく揺らいでいます。この結果、円安、金利上昇、原油価格急騰が生じており、物価や建設費の高騰は全国の自治体に財政負担をもたらしていますが、高コスト構造にある武蔵野市は、とりわけ負担増の影響を受けやすい状況にあります。
そこで、武蔵野市の財政の特徴を把握するために、令和8年度予算について、隣の三鷹市との比較をしながら、以下の点について、確認をしていきたいと思います。
Q.予算規模はどちらが大きいのか?
Q.歳出の違いはどうなっているのか?
Q.歳入のうち、市税収入の状況にどのような違いがあるのか?
① 令和8年度予算規模~武蔵野市は三鷹市よりも人口は少ないにもかかわらず、歳入・歳出の規模は武蔵野市の方が三鷹市より大きい
令和8年度予算において、歳入・歳出合計は、本市が942億円であり、三鷹市が923億円となりました。人口は三鷹市が本市の約1.3倍であるにもかかわらず、財政規模は本市の方が大きい状況にあります(図表1)。
また、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻以降、物価高騰などの社会情勢の変化が顕在化する中、歳出額は両市ともに、右肩上がりで増加し続けています。

歳出の総額について、市民一人当たりの水準(市民一人当たり歳出額)で比較すると、本市が63.7万円、三鷹市が48.5万円となりました。その差は15.2万円となり、前年の12.5万円から大きく拡大しています(図表2)。
この差を人口規模(約14.8万人)に換算すると、武蔵野市は三鷹市より約225億円(=15.2万円×14.8万人)多く税金を投入して市政を運営していることになります。

② 歳出の違いは何か?~物件費と投資的経費に三鷹市よりも多額の税金を投入している
市民一人当たり歳出額の内訳を比較すると、総額では15.2万円の差ではありますが、武蔵野市は三鷹市に比べて性質別では
・物件費:+5.9万円
・投資的経費:+5.7万円
と大きいことが分かります。

物件費には、市のサービスを外部に委託する際の委託費が含まれますが、武蔵野市は14の外郭団体(*)を抱えており、多額の委託費が発生しています。「第2人件費」ともされていますが、下記図表の通り、武蔵野市は右肩上がりに増加し続けるだけでなく、近隣自治体よりも圧倒的に多くの税金をこの物件費に投入していることが確認されます。
このままでは拡大する一方なので、歯止めとなる施策が必要であり、行財政改革をしっかりと進めていくことが求められると考えています。
(*)武蔵野プレイスを運営する「武蔵野文化学習事業団」、武蔵野市の街づくりや市民施設の拡充を図る「武蔵野市土地開発公社」など14の外郭団体があります。

また投資的経費については、武蔵野市は、市民一人当たりの公共施設の床面積が三鷹市より広いにもかかわらず、建設費高騰の中でも建設費高騰前の計画に従って公共施設の再整備を進めていることが影響しています。三鷹市は現状の建設費高騰を踏まえ、より慎重な姿勢を取っていると考えられます。
個人的には、社会情勢が大きく変動する現在、武蔵野市も公共施設再整備については慎重な判断が求められると考えています。

なお、令和6年度までの10年間の投資的経費の状況は下記の表のとおりですが、武蔵野市は798億円(1年あたり平均約80億円)で三鷹市の609億円(1年あたり平均約61億円)よりも大きな水準となっています。市民一人当たりの投資的経費(過去10年間実績)でみると、武蔵野市は53.9万円で三鷹市は31.8万円(1年あたり3.18万円)になります。武蔵野市は、三鷹市の約1.7倍もの水準の税源を公共施設の再整備に投入してきたことになります。
武蔵野市では、今後、学校施設等の老朽化も進んでいることもあり、この先30年間は公共施設の大更新期とされています。令和8年3月に公表された30年間の長期財政シミュレーションでは、4,600億円強が投入されることになっており、1年間あたり平均153億円と計算されます。この金額は、上述した直近10年間実績から算出した平均の80億円の1.9倍にあたります。
原油価格高騰及び様々な原料不足が生じている現状でありますが、建設資材の需給に影響を与えることから建設費はこれまで以上に大きく上昇すると予想されます。
このように不確実性が大きくなっている状況においては、繰り返しになりますが、多額の税金が投入される公共施設の再整備については慎重な判断が求められると考えています。
ハードというよりも、むしろソフトへの投資によって、市民福祉の向上を図っていく方向にシフトするのが望ましいと考えています。

③ 武蔵野市の市税収入の状況は?~市町村でもトップ水準!インフレで市税の増加!コストの増加は遅れて顕在化することに注意!
歳出についてみてまいりましたが、歳入の状況についても確認したいと思います。
武蔵野市では、担税力の高い市民に支えられ、市税収入は市町村の中でも非常に高い水準にあります。市民一人当たりの市税額は32.9万円で、三鷹市(23.0万円)より9.9万円多い状況です。
この差を人口規模(約14.8万人)に換算すると、武蔵野市は三鷹市よりも、1年間あたり約147億円(=9.9万円×14.8万人)も多くの税収を得ていることになります。

なお、武蔵野市と三鷹市を比較して確認できる特徴の一つには、武蔵野市は昨今のインフレの影響を受けて税収が伸びているということが挙げられます。
これは、
・所得の多い市民の方が武蔵野市には多くて、賃上げ等の影響を受けることから個人住民税が増加する
・インフレの影響で土地価格など固定資産価格が上昇して、固定資産税が増加する
ということが影響していると推察しています。
しかし、懸念されるのは、現状は税収の増加に対して、コスト(歳出)の増加が追いついていないということです。例えば、委託費、工事費、物品購入費、補助金などは、契約更新、予算編成、制度改定を通じて時間差をもって上昇することが多いため、今後、税収が鈍化することがあったら、その際にはコストの増加が遅れて市の財政を圧迫する可能性があります。
また、今後、吉祥寺駅南口・三鷹駅北口の再整備、都営水道との一元化、下水道整備などのインフラ整備などといった大規模事業も進めなければなりません。
今だけでなく、今後のコストの上振れリスクを踏まえた上で、中長期的な視点を持った行財政運営が求められます。
3. 求められる未来を見据えた中長期的視点を持った行財政運営
ロシアのウクライナ侵攻や中東情勢の悪化などにより、国際情勢は一段と不安定化しています。今後も予測不能なリスクが生じる可能性があり、日本が直面している少子高齢化・人口減少とあわせて、社会・国際情勢の不確実性はさらに高まることも否定できません。
だからこそ、将来を見据えた強い危機感を共有し、「街づくり・ヒトづくり」、そして市民生活に不可欠な施策を、優先順位をつけて実行していくことが重要です。
私、小林まさよしは、豊かな財政を有効に使い、未来においても、武蔵野市に住んで良かったといわれるような、『武蔵野力』を向上できる環境を守りたい、創りたい、という『想い』を持ち、武蔵野市で活動させていただいています。
(注)ここでは、市民の皆様に武蔵野市に住んで良かったと思われるほど、『武蔵野力が高い』という表現となります。なお、現状は、このままだと未来において、武蔵野市は、『武蔵野力が高い』とはいえない厳しい状況になると予想しています。

本ホームページでは、小林まさよしの
・ご紹介
・吉祥寺駅駐輪場売却問題
・武蔵野市の問題点
などについて、ご報告させていただきます。
また、ご質問、ご要望等ありましたら、お気軽にご連絡ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

