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  • 武蔵野市政ニュース~【朗報】記者会見開催!吉祥寺南病院の継承先は東京巨樹の会に!

    こんばんは!朗報です!


    本日は、懸案の吉祥寺南病院の事業継承先が
    東京巨樹の会
    に決定したということで、市役所において、12時半より記者会見が行われました。
    (ホームページはこちら→グループ一覧|カマチグループ 巨樹の会

    武蔵野市の近くでは、小金井リハビリテーション病院(〒184-0013東京都小金井市前原町1丁目3番2号)を経営されています。

    記者会見の概要を以下の通りお知らせします。

    ー---------------

    1.吉祥寺南病院の休診と継承問題

    (1)吉祥寺エリアを中心とした医療問題
     市内には、吉祥寺エリアでは吉祥寺南病院、中央エリアには陽和会、武蔵境エリアには赤十字病院がありましたが、下記表のとおり、松井病院、水口病院、森本病院の病床廃止等があり、また昨年9月に吉祥寺南病院が休診を決定し、吉祥寺エリアでは救急病床数が0になるということになりました。

     これは吉祥寺エリアでは当然大きな問題ですが、全市的にも影響がある医療問題となりました。

    image.png

    (2)休診になったことによる問題・影響

    そもそも吉祥寺南病院が休診となっていたことの主な問題は次の点が挙げられます。
     ①吉祥寺地域の二次救急医療機関、災害拠点連携病院がなくなる
     ②休日診療(1病院、2診療所)を行う病院が陽和会病院のみとなってしま

    (3)休診となった主な要因

    休診となった要因は以下の通りと認識しています。
    ・老朽化による建て替えが必要だが、建設費高騰がネックとなった
    ・コロナの影響もあり地区計画の変更を踏まえた建替え計画がとまった

    武蔵野市では、昨年9月に休診になるころから、小美濃市長を筆頭に市職員や関係者が事業継承先が見つかるように努めていました。
    このように事業継承先が決定したことは高く評価できます!

    なお、市民の中では、松下前市長が、もっと積極的にこの問題に取り組んでいれば、休診になることなく事業継承先が見つかったのではないかという声があります。

    2.記者会見概要

    (1)事業継承先は東京巨樹の会に決定
    記者会見が行われ、事業継承か東京巨樹の会に決定したとありました。
    記者会見の参加者は
    ・吉祥寺南病院(医療法人啓仁会)
    ・社会医療法人社団 東京巨樹の会
    ・小美濃安弘市長
    でした。

    (2)この記者会見での説明や質問は以下の通りとなっています。

    (注)できるだけ正確であるように心がけておりますが、不完全、不正確なこともあるかもしれないことをお含みおきください。

    《説明》

    ・小美濃市長
    地域医療を支えてきた病院が診療休止となり、二次救急、災害時医療において危機的状況となった。事業継承する東京巨樹の会が、早期に新たな病院ができるようできるだけの支援を行う。

    ・啓仁会:矢吹様
    診療を休止。地域、近隣の医療機関にご不便、心配をかけた。改めてお詫び。診療休止を決定してから、昨年6月。継承先を医療法人に限定して探索を行ってきた。承継することになり、小美濃市長にご報告した。吉祥寺地区の緊急、災害時医療に道筋がついた。

    ・東京巨樹の会:蒲池様
    災害時医療につよい要望があった。新病院を同じ土地に、災害時医療、救急医療、回復期リハビリテーション病棟を併設して地域の皆様に貢献したい。
    市民の皆様の声、行政、医師会と話をして良い病院を皆様と一緒に作っていきたい。

    (3)記者からのQ&A(Qが記者です。)
    Q小美濃市長へ:できるだけの支援というが、民間企業の経営をどのような形で支援していくのか?
    A.行政的な手続きが始まる。東京都の認可。円滑に手続きが進むようにしたい。規模は、今後の検討。用途制限のための、地区計画などの支援を行う。
    用途地域なども検討する。近隣の方々との対応、南町コミセンとの調整について支援。

    Q.小美濃市長へ:災害時の懸念。市民の声はどんなのだったのか?
    A.吉祥寺地域の救急病院が10年間で339病床数の減少があった。昨年の9月をもって地域の方々は大変心配していた。喜ばれることと思っている。

    Q.蒲池様へ:再開の時期は見えているのか?
    A各種手続きがある。どれくらいの時間に係るかによってかわってくる。武蔵野市としては、東京都に対して1日も早く手続きが進むようにお願いしていく。都市計画等の手続きも早く進める。具体的には、というのはいつくらいというのは言えない。
    可能な限り早急に進めていく。壊して建てるということなので、年単位はかかると思っている。

    Q小美濃市長へ:年単位ということだと今の問題は変わらない、ということについてどのような対応をするのか?
    A休日診療を医師会と協議をして、当番制を敷いてもらって、陽和会病院に当番を増やしてもらった、2次救急については、陽和会と赤十字にお願いしている。救急搬送先が減っているのは間違いないが、1日も早く打開したいと思う。

    Q矢吹様へ:継承先については、ここまでで9カ月経過した。長期間かかったのは?病院経営の問題なのか?理由と背景を知りたい
     A.エレベーターが止まったり、漏電があったり、一時は長く続けようとしていたが、老朽化の問題があり、大変なことになると考えて、踏み切った。
    物価等高等、建設費特に。ベッド数も希望されている。これに取り組んでくれる病院もすくなく、危機意識を持っていた。巨樹の会が入ってくれた。認可になるまで一心同体で努力していきたい。

    Q蒲池様へ:建て替えについて、診療再開、南町の高齢者の方から、高齢者が多いから、建替えだと5年かかるといっていた。現状のままで再開して、建替えしていくというのはどうなのか?
    A今の病院では診療再開は難しい。老朽化のため。

    Q蒲池様へ:建替えの時期と事業費はいくらとみているのか?
    A思案中。

    Q経済的なコストを考えていると思うが、建替えコストは巨樹の会でやるのか
    A現状は、市の財政的な援助は想定していない。

    Q病床など規模感は?
    A数やサイズはいえないが、確実に増えると思う。
    2000~3000台の救急病院を引き受けていた。
    救急とリンクした複数の診療科は必要。
    ベッドもできるだけ確保する。

    Q蒲池様へ:2次救急医療機関、前の病院の役割を果たしていくということでよいのか?
    Aそう考えている。

    Q小美濃市長へ:医療機関の経営が厳しいなか、財政支援はしないというが、財政支援を検討することがあるのか?市内の医療体制の維持のために、市として何かするのか?
    A具体的なものは何も決まっていない。行政手続きの支援はする。財政的なものは念頭にない。
    全市的に踏まえての体制については、重要な問題。老朽化した病院も多い。第二第三の廃院がおこらないように、今後考えていかなければならない重要課題と認識している。

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    現在、建設費高騰で、順天堂病院の移転中止、中野サンプラザの計画変更、小金井市庁舎の入札不調(応募がゼロ)という状況です。
    建設されて開院するまではどうなるかわからない状況ではありますが、前に進んだのは事実で、まずは一安心かと。
    ご尽力いただいた皆様には感謝申し上げます。

     以上、取り急ぎご報告いたします。

    武蔵野市議会議員
    小林まさよし


  • 武蔵野市政ニュース~一般質問の概要&武蔵野プレイスの未利用会議室の開放決定!

     こんにちは!

     本日は、2月28日に行いました令和7年第一回市議会定例会において行った
    ・一般質問の概要
    ・武蔵野プレイスの未利用会議室の開放決定!
    についてお知らせします。

    (*)一般質問とは、定例会での本会議において、議員が執行機関(自治体の長や委員会)に対して、行政全般(公共事務、団体委任事務、行政事務の一切を含む)について質問を行うことです。

     一般質問の概要についてですが、一般質問は

    1.武蔵野市の財政計画と行財政改革の必要性
    2.歯と口腔の健康づくりにおける条例制定
    3.駐輪場売却問題の問題検証と市民への説明
    4.武蔵野プレイスのギャラリー利用の厳格化
    5.将来人口推計の推定方法見直し

    について行いました。ご関心がある内容について下記をご覧ください。

     なお、1については、証券会社で証券アナリストをしていた経験を踏まえて、レポート形式で武蔵野市の状況を評価しました。
    ブログに掲載していますので、下記リンク先をご覧ください。

     ところで、概要以外に、一点お知らせしたいのが、これまで武蔵野プレイスの3階の会議室が未利用な状況を見て、
    ・「未利用ならば子どもたちの勉強場所として開放してほしい
    と市に要望していましたが、上記4に関連して、
    ・市から武蔵野プレイスの「未利用の会議室の開放」を実施!
    することになるという答弁があったことです。

     私自身、武蔵境駅近辺にて、プレイスや喫茶店等で資料作成等の作業をするのですが、空いている作業場所を見つけるのに苦労することがあります。

     市の対応により勉強場所を探す子どもたちの居場所が増えることは本当に良かったと思っています。

     住民福祉の向上に資する素晴らしい政策であり、このことについては、小美濃市長をはじめ、ご尽力いただいている市の関係者の皆様に心から御礼申し上げたいと思います

     これが成功事例になれば、語らいの道市民スペースや商工会議所でも同じような利用ができるように拡大していただけないかということを考えています。

    【一般質問の概要】

    1.武蔵野市の財政計画と行財政改革の必要性

     武蔵野市は豊かな自治体ですが、土屋市政より後の18年間では

    ①多額の税金が投入される街づくりが先送りされる一方で、市の豊かさは外部機関への委託費としての物件費に投入されるという形で高コスト化が進み、
    ②行財政改革は年々後退し
    ③さらに昨今の物価高騰や建設費高騰が市の財政を圧迫させる

    状況となりました。

     18年間に生み出された負の遺産が、今後の武蔵野市の財政を大きく圧迫させることになります。

     負の遺産が顕在化するタイミングで市長になった小美濃市長には、責任転嫁されることがないよう、市民に武蔵野市の財政状況の問題について「伝わる・伝える」を実行し、市民に分かる形での行財政改革を強力に進めていただきたいと要望しました。

    2.歯と口腔の健康づくりにおける条例制定

     歯周病が肺炎、糖尿病、心筋梗塞、早産・低体重 児出産と関係があると言われ、歯と口腔の健康が全身の健康を保持・増進させ、ひいては健康寿命の延伸を図る上で極めて重要な役割を果たすとされています。健康寿命の延伸により医療費削減効果も期待されます。

     武蔵野市では健康増進法に基づく健康増進計画が策定されていますが、市が令和7年度予算参考資料にも記載する「歯科疾患の早期発見・重症化予防を図り、歯周病や口腔衛生の正しい知識の啓発等を行う」ためにも、また、市民の健康寿命の延伸や医療費削減のためにも、「歯と口腔の健康づくり推進」について、より拘束力のある条例制定が必要だとして、条例制定について市の考えを伺う質問をしました。この条例は、東京都では千代田区、豊島区、渋谷区、杉並区、日野市が制定しており、多摩市でも令和7年4月1日から条例が施行されます。

     市の答弁としては、今後、他の自治体の状況等を踏まえて研究していくというものでした。

    3.駐輪場売却問題の問題検証と市民への説明

     駐輪場売却問題で住民訴訟が行われて、裁判が行われまていますが、裁判の結果と関係なく検証委員会を設置して、再発防止の観点からどのような問題があったのかについて検証して、裁判結果が出ると同時に公表することを要望しました。

     市の答弁としては、裁判の結果による、ということでした。

     しかし、私は裁判の結果は関係ないと考えています。総論が○でも各論で×というこのもあるかもしれません。総論が×でも、各論で〇というのがあるかしれません。

     その例が、市民周知をしたかどうかということです。市は十分に市民周知することなく売却しましたが、これは裁判の結果なく問題(☓)だと私は考えます。

     市は問題があったかどうかなど、各論について検証し検証結果を公表するという作業が必要だと考えて、市には改めて検証と検証悔過の公表を要望しています。

     地裁の通り、原告の請求が棄却されたから、市がしたことが何も問題なかったということにはならないと考えます。

     これまで、裁判にならなくても問題となったものはたくさんありますし、それはそれで検証して改善しているはずです。

     市が裁判の結果を受けてという点については、はいそうですね、といえるものではないと考えています。

    4.武蔵野プレイスのギャラリー利用の厳格化

     これまでも取り上げているのですが、プレイスのギャラリーを設計会社が模型や設計図の展示をしており、置いてあるチラシには、「相談無料」などの記載があります。

     受験前の大切な時期でもある1月早々、二週連続して週末に利用されているのを見ました。非常に残念な思いをしました。私は、これは営業目的の利用としか思えませんので、市にギャラリー利用の厳格化を求めました。

     市の答弁は、その設計会社にヒアリングするというものでした。

     やはり住民福祉の向上という観点からは、このような利用は制限するべきだと考えます。

     *ただし、上述したように、市長、市職員、プレイスの関係者の方々が、未利用の会議室を子どもたちに開放するように動いてくださっていることについては、高く評価するのと同時に感謝したいと思います。住民福祉の向上に資することのできる素晴らしい政策だと思います。

    5.将来人口推計の推定方法見直しについて

     令和4年度に公表した市の将来人口は右肩上がりに人口が増加するというものでしたが、直近では日本人人口が3年連続で減少しているように、推計値と実績に乖離が生じており、人口推計を令和7年度に見直すことになりました。

     問題があるので見直すことは良いのですが、見直すにも税金や職員の労働力というリソースが必要となります。

     同じ推計方法のまま、2度続けて修正となることは避けなくてはなりません。人口推計を見直す際に、推計方法自体も問題があるならば修正することを要望しました。

     市の答弁は、修正できるか検討するというような内容でした。

    小林まさよし

     


  • 武蔵野市の現状評価:ネガティブインプレッション!財政計画では18年の間で生み出された高コスト化や行財政改革の遅れが顕在化して市の財政負担が大きく増加!

     現状の武蔵野市について、証券アナリストの経験をもとに、レポート形式で評価しました。この内容については、令和7年2月28日に行われました一般質問の冒頭でお知らせしています。


    1. かつてリーディングシティと言われた武蔵野市だが、土屋市政より後の18年間は停滞した と多くの市民が評価、行財政改革への取り組みも大きく後退した

     武蔵野市の令和7年度予算の市民一人当たり市税は31.4万円である。近隣の自治体の20万円台前半程度と比較すると1.5倍に近い水準である。担税力のある市民に支えられて、武蔵野市は国内市町村では圧倒的に豊かな財政力を誇る。


     かつて、土屋市政においては、この豊かな財政を背景に、日本初のコミュニティバスであるムーバス、レモンキャブ、セカンドスクールなど、クリエイティブに市民サービスを提供し、かつてはリーディングシティと言われた。また、土屋市政では4000万円という高額退職金の是正に取り組んだほか、昭和58年に外部の有識者による行財政点検委員会を設置するなど、行財政改革に取り組み続けた。


     しかし、土屋市政より後の18年間は停滞したと評価する市民は多い。本来多額の税金を投入して進められるべきであった吉祥寺駅南口、三鷹駅北口の再整備、都営水道の一元化などの街づくりは先送りされ、一方で
    ・豊かな財政は、外郭団体などの外部機関への委託費としての物件費
    ・多くの公共施設の建設や再整備のために多額の税金が投入され
    高コスト化が大きく進んだ。

     特に物件費についてみると、令和7年度予算は230億円となり、平成17年度の物件費116億円と比較するとほぼ倍増することになる。高コスト化の証左の一つである。

     なお、平成18年に事務事業・補助金見直し委員会が設置されて以降、外部有識者による行財政改革員会は設置されていない。土屋市政より後の18年間において、年を追うごとに行財政改革への取り組みや意識が後退したことが、現状の市が事務事業数を把握していないという事態や後述する市民不参加の行財政改革の基本方針等を生み出すことになったと考えられる。

    2. 高コスト化が加速!物価高騰や建設費高騰を主因に財政負担が大きく増加!18年間に進んだ高コスト化がさらに今後の武蔵野市の財政を圧迫させる

     上述したように、土屋市政より後の18年間、物件費の倍増、投資的経費の増加、行財政改革の後退によって高コスト化が進んだ武蔵野市だが、昨今の物価高騰や建設費高騰が、今後の市の財政をさらに圧迫させる。

     具体的には、第6次長期計画調整計画(以下、「6長調」とします。)の5年間の財政計画の歳出額は年平均で788億円であったが、第6次長期計画第二次調整計画(以下、「6長2次調」とします。)では年平均が875億円になった。5年の年平均で87億円も増加したのは、一時的なものではなく、建設費の高騰などを要因とした構造的な変化によるものと考えられる。物件費、扶助費、投資的経費が20億円前後増加した。

     

     歳入においては、地価上昇や所得増に伴う市税の増加が年平均で39億円もあったが、この歳出をカバーするために、市債の発行残高と基金の取り崩しが増加する。市債の発行増は金利負担をもたらすことになるだろう。また、基金の取り崩しもこれまでよりも前倒しになると推察される。

     武蔵野市は18年間に生み出された高コスト化が今後財政を圧迫して、大きな問題になる可能性に強い危機感を持って対応する必要があろう。

    3. 市民参加をアクションプランの筆頭に置く第七次行財政改革における市民不参加という矛盾

     18年間で大きく後退した武蔵野市の行財政改革について、大きな懸念を持たざるを得ない。

     武蔵野市は「第七次武蔵野市行財政改革を推進するための基本方針及び武蔵野市行財政改革アクションプラン中間のまとめ」(以下、「第七次行財政改革」という)公表した。

     これまで策定された行財政改革の基本方針等について調べてみると、平成21年から24年までの第三次行財政改革までは事務事業の見直しを主要項目に置いており、重要視したのが確認される。しかし、平成25年から28年までの第4次行財政改革以降は、事務事業の見直しの項目のレベルが下がった。財政面での項目が減少するなど、いわゆる行財政改革からは大きく乖離し始めた。

     そして、第7次行財政改革であるが、

    • 行政報告のあった総務委員会では委員からわかりにくいなどという厳しい指摘があったほか
    • 令和6年12月23日実施の市民との意見交換会への議員以外の市民の参加者はゼロであり
    • 令和7年1月8日実施の意見交換会は議員関係者を除くと、市民は2名が参加、在勤が1名という状況だった
    • また、寄せられたパブリックコメントは私を除くと4件のみしか提出されなかった

    のである。14万8千人の市民のうち、この第七次行財政改革に参加した市民は議員以外では両手で数えられる程度ということになる。

     残念だが、第7次行財政改革は市民不参加のもの、市民から支持されたものではないと指摘せざるを得ない。

     また問題は、第七次行財政改革のアクションプランの筆頭に、「市民参加の在り方の追求」とある。うたっていることと、実態の食い違いが極めて大きい。武蔵野市はこれまで後退した行財政改革への取り組みがこの問題・状況を創り出したことに真摯に向き合い、市民不参加ではない市民が強い関心を持つ行財政改革を推進していく必要があろう。

    4. 武蔵野市の立て直しには行財政改革の強力な推進が必要である!

     小美濃市政となってこの一年間、吉祥寺南病院継承問題への取り組み、都営水道との統合、給食費無償化、家具転倒金具購入費補助事業など、市民目線の安全安心の街づくりが前に進められていることは評価するところである。

     しかし、上述したように、今後、18年間で生み出された負の遺産が大きく顕在化して市の財政を圧迫する可能性が極めて高いことは建設費高騰などから確認されている。

     一方、18年間先送りされた都営水道との統合、吉祥寺駅南口の再整備、三鷹駅北口の再整備など、多額の税金が必要となる大規模事業も前に進めなければならない。

     また、住民投票条例などイデオロギー最優先の市政運営が行われた松下市政においての行財政改革の遅れを取り戻さなくてはならない。

     小美濃市政においては、18年間の行財政改革の後退によって生じる財政問題についての責任が転嫁されることにならないよう

    • 18年間で行財政改革への取り組みが大きく後退したこと
    • 同じく18年間で高コスト化が進んできたこと
    • 資材高騰の影響を含めて公共施設の再整備に多額の税金を投入しなければならないこと
    • 先送りされてきた街づくりに多額の税金を投入する必要性があること

    など、武蔵野市の財政状況を市民に、「伝える・伝わる」を実行し、市民に理解してもらう必要があろう。

     また、市民が強い関心を持つ、市民参加型の「行財政改革の基本方針等」を策定すること、外部の有識者による行財政改革委員会を設置することなど、後退し続けた市の行財政改革を抜本的に見直すことが求められる。

     今後、武蔵野市について、中長期的な視点で評価するならば、その評価を左右する最大の要因の一つは、行財政改革を強く推し進めることができるかどうかである。


     施政方針の基本姿勢にて行財政改革に言及した小美濃市長が、これまで大きく後退した武蔵野市の行財政改革を最優先事項の一つとして前に進めていくことを強く期待したい。

    武蔵野市議会議員
    小林まさよし


  • 年末からのイベント等参加・活動の報告

    こんにちは!
    本日は、参加させていただきましたイベントなど、年末からの活動についてご報告させていただきます。

    1.年末~支援者の方々とのご挨拶
     年末は、杵築大社で、初詣に来られる方々にお神酒を配りながら迎えることとなりました。また、多くの支援者の方々とも新年のご挨拶をさせていただきました。
     多くの人が、武蔵野市における自民党の躍進を喜んでくださいました。

    2.元旦~徒歩による武蔵野七福神巡り
     元旦は、徒歩による武蔵野七福神巡りをしました。総距離は12キロとなりました。
     普段なら素通りしまうのですが、あらたな気づきがたくさんありました。

    3.1月8日~行財政改革の基本方針等に関するオンライン意見交換会参加
     この日は、行財政改革の基本方針等に関するオンライン意見交換会に参加しました。
     問題は、議員など関係者以外には、市民が2名、在勤が1名という参加状態であることでした。
     昨年12月23日の同テーマの意見交換会も議員2名以外の市民参加はありませんでした。 難しいのか、わかりにくいのか、日が悪いのか、情報発信がないことが問題なのか・・・
     これでは「伝える・伝わる」ができていなく、市民の支持のない行財政改革の基本方針等といわざるをえません。
     市の行財政改革のやり方、体制、情報発信等について、抜本的な見直しが必要ということなのではないでしょうか。少なくとも今のままで良いということではないと思います。

    4.1月12日~消防団の出初式等
     この日は、消防団の出初式と消防団の新年会に参加いたしました。日ごろから武蔵野市の安全と安心を支えてくださっている消防団の関係者の皆様には心から感謝申し上げます。

    5.1月13日~境南小のどんど焼きに参加
     1月13日には、境南小のどんど焼きに参加させてもらいました。
     晴天に恵まる中、関係者とわらや竹でやぐらを作り、門松やしめ飾りなどと一緒に燃やしました。
     無病息災、五穀豊穣、家内安全をお願いしました。

    6.1月18日~桜野小のどんど焼きに参加
     1月18日は、桜野小のどんど焼きに参加させていただきました。
     境南小同様、関係者の方とやぐらから組み立てて、正月飾りを燃やしました。この日は、風も強かったですが、その分、力強く燃えていました。

    7.1月19日~弓道新年射会
     1月19日は、武蔵野市の弓道連盟での新年射会に参加させていただきました。
     衆議院選挙後には稽古をしていないという状況で、稽古不足は否めなく、これまでになく悪い結果でした・・・
     市役所の隣の総合体育館で稽古できるのですが、今年は稽古の時間を増やせたらと考えています。

     これら以外にも、賀詞交歓会などに参加させていただいています。

     改めまして、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

    武蔵野市議会議員
    小林まさよし


  • 武蔵野市政ニュース~『新たな五か年の財政計画②~さらに進む高コスト化を確認!行財政改革で抜本的な見直しを!』

    明けましておめでとうございます。
    本年もどうぞよろしくお願いいたします。

    お正月はいかがお過ごしされたでしょうか?
    私は正月の年越しは杵築大社で迎え、元旦には徒歩で12キロ近く歩きながら『武蔵野七福神めぐり』をしました。

    本日は、先日の
    武蔵野市の新しい財政計画(第六期長期計画・第二次調整計画(以下、第二次調整計画))
    について第二弾をお知らせします。

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    【新しい財政計画から確認される問題点等②~さらに進む高コスト化!抜本的な見直しを!】

    2. 武蔵野市の豊かな財政状況とさらに進む高コスト化~三鷹市との比較
    (1)高コスト化にある武蔵野市~三鷹市との比較
     まず、武蔵野市の財政状況を確認するために、これまでもお知らせしていると思いますが、市民一人当たりの
    ・市税
    ・歳出額
    ・物件費
    ・公共施設の床面積
    の水準について、以下の通り、三鷹市と比較してみました。

    image.png

    下記で詳細をお知らせしますが、武蔵野市は豊かな自治体がゆえに、多額の税金を支出しており、
    昨今のインフレの影響を受けて更なる高コスト化が進むことは間違いがありません

    ①市民一人当たり市税(収入)・・・市民税(住民税)や固定資産税として市が得る税収
     担税力のある市民に支えられて、市民一人当たり市税は、武蔵野市が29.2万円(三鷹市対比+8.2万円)となり、三鷹市よりも1年間あたり120億円以上(≒14.8万人×(29.2万円-21.0万円)多くの市税収入を得ている。多摩26市においても圧倒的に大きな水準である。

    ②市民一人当たり歳出額(支出)・・・一般会計全体の歳出額であり、社会保障や公共事業などの通常の行政に係る費用
     上記①のような多額の市税収入に基づき、武蔵野市は一般会計の歳出額は751億円であり、市民一人当たり歳出額50.7万円となる。三鷹市の市民一人当たり歳出額は40.0万円である。武蔵野市は三鷹市よりも、1年間あたり150億円以上も多額の歳出を行っている

     (ご参考:歳出額の実績及び財政計画の推移)

    image.png

    *平成25年の歳出額は598億円であったが、令和10年は956億円と平成25年対比で1.5倍以上の支出となっている。
    **令和2年はコロナの影響で歳出額が増加した。

    ③市民一人当たり物件費(支出)・・・外郭団体などへの委託費が多くを占める。第二人件費ともいわれることもある。
     市民一人当たり物件費は、武蔵野市が12.1万円となり、三鷹市の7.2万円よりも1年間あたり70億円以上大きな水準で支出している。
     また、この物件費は平成25年度には132億円であったが、これまで右肩上がりに増加し続け、この財政計画の5年間においては220億円もの水準にまで増加するとされている。武蔵野市は外郭団体が14もあるが三鷹市の5、小金井市他の自治体よりも圧倒的に多く、多額の税金を投入している状態にある。
     最後に外部の有識者による事務事業の見直しが行われたのは平成18年(2006年)で、それ以来見直しが行われることなく、物件費は膨張し続けてしまうので、小美濃市政になってからこその抜本的な見直しが必要だと考えます。

     (ご参考:物件費の実績及び財政計画の推移) 

    *令和2~4年はコロナ関係での委託費が含まれている。令和6年以降の物件費の増加はインフレの影響を強く受けたものと考えられる。

    ④市民一人当たりの公共施設の床面積・・・今後老朽化した施設の再整備に係る費用の規模(相対的)を推測する

     武蔵野市は三鷹市の1.3倍もの公共施設の床面積を有しているが、昨今の資材高騰などの影響を大きく受ける状況にある。当然、公共施設等の再整備費用に、多額の税金を投入しなければならない。第6期長期調整計画では30年間で3600億円を見込んでいたが、現在は4500億円まで増加(30年間で+900億円、年平均+30億円)すると予想される。

     (ご参考:投資的経費の実績及び財政計画の推移) 

    *三鷹市と比較すると、同水準の人口レベルと仮定すると、これまでは平均して毎年20億円以上多くの税金を投入してきた。
    **過去10年の平均は75億円だが、令和6年から11年までの平均は150億円であり、学校施設改築の時期が重なったこともあるが倍増。これも資材高騰などの影響を強く受けている。

    (2)行財政改革等によるコスト削減と新たな公共サービス等への対応のイメージ

     下記に、「行財政改革等によるコスト削減と新たな公共サービス等への対応のイメージ」としてまとめてみましたが、武蔵野市で言えば、以下のような状態にあると考えられます。

    ・今後、都営水道との統合、吉祥寺駅南口再整備などの街づくり、新たな問題として闇バイトから市民を守るための施策、高齢化とともに進む社会保障費の増加、公共施設の再整備費用など、「③新たな公共サービス等」として多額の税金が必要となります

    ・今までは一定の財源の中で公共サービスを提供してきましたが、それでは財源が十分でなく、市債発行や基金の取り崩しで対応しようとしています。

    ・また、「③新たな公共サービス等」に対応しようとしたら職員への業務負担も増えると予想されますが、担い手は減少すると見込まれています。業務の効率化が必要です。

    ・財源のねん出や業務の効率化のためには、事務事業見直しや選択と集中などの「①従来の公共サービスの削減と効率化」により「①行財政改革による行政コスト削減」することが必要です。その結果、「③新たな公共サービス等」を行うための「②新たな公共サービスの原資」を生み出すことが可能となります。

    image.png

     

    ・上述したように、武蔵野市は三鷹市の市民一人当たり1.2倍以上の税金を投入して市政運営しているので、単純に言えば、三鷹市の市民一人当たり1.2倍以上の行政サービスを行っているということが考えられます。疑問に思うのは、すべてが効率的に運営されているのか?本当に必要な行政サービスなのか?ということです。

    ・市職員は、残業が多く労働環境が良くないという表現を耳にします。そうであるならば、必要性の低い事務事業数を統廃合して減らせばよいのではないでしょうか?今後、多くの人手や税金を投入する必要のある事業が控えています

    小美濃市政以前、武蔵野市は外部の有識者による事務事業の見直しを18年行っていません。また、現在の事務事業数を把握していないということです。これで十分な行財政改革が行われてきたと言えるのでしょうか?やはり、これまで18年間で変化した行政サービスにニーズに対応すべく、外部の有識者の方々によって事務事業の見直しを行うことは、必須だと考えます

    ・公共施設についても、これまで通り古くなった建物を立て直すというのではなく、他の自治体より多くの公共施設を保有していることを鑑みて、統廃合、複合化、長寿命化、広域化、延床面積の削減などを真剣に検討しなければならないと考えます。

    ・武蔵野市に外郭団体は14ありますが、三鷹市が5つであり、その数は他の自治体よりも圧倒的に多くなっています。それだけコストをかけているわけですが、本当に14も必要なのかについてもしっかりと考えていかなければならないと考えられます。

    先日お知らせした通り、この先、新しい財政計画から武蔵野市は

    という状況にあることが確認されています。

    小美濃市政以前、特に松下市政において、行財政改革に重点的に対応していたという認識は私にはありません。
    将来の武蔵野市に大きな負担を残さないようにするためには、危機感をもって、一日も早く、様々な観点から『行財政改革』に取り組むことだと思います。武蔵野市には、強力な行財政改革によって抜本的な行財政運営の見直しを実行することが必要だと考えます。

    (ご参考:更なる高コスト化の影響を受けた第6期長期調整計画の長期財政シミュレーションはどうなるのか!?)

    image.png

     *上記の図表は第6期長期調整計画で策定された30年間にわたる長期財政シミュレーションです。

     この時は、「①第ロ期長期計画調整計画の長期財政シミュレーション」にあるように、市債残高は401億円にとどまり、基金座高も117億円が残るというものでした。

     しかしながら、上述したように高コスト化が進んだため、②にある通り、基金残高が大きく減少していく結果として早期に枯渇し、市債発行残高は大幅に増加していくと推測するのが妥当な状況にあります。

    ー------------

    【行財政改革の計画に関する市民意見交換会のご案内】

    ところで、昨年12月23日に行財政改革に関する計画の市民意見交換会が行われましたが、市民の参加は0名でした。

    ぜひ、1月8日に行われるオンラインの行財政改革に関する意見交換会にご参加いただければと思います。

    ・日時:令和7年1月8日(水曜日) 午後7時から8時30分 オンライン(ZOOM)
    ・申込先:第七次行財政改革基本方針及びアクションプラン 意見交換会
    ・資料:中間のまとめとして作成された資料はneo7AP.pdfでご確認いただけます。

    また、この計画については以下の通り、パブリックコメントも募集されています。
    ・パブリックコメント締め切り:12月16日(月曜日)から令和7年1月15日(水曜日)
    ・提出先:意見提出フォーム(第七次行財政改革を推進するための基本方針及びアクションプラン 中間のまとめ 意見提出フォーム)・Eメール・郵送・ファクス・持参いずれかの方法

     この計画については、先日お知らせしたとおりですが、総務委員会で以下のような厳しい意見が指摘されていることをご参考までにお知らせします。
    (私も同意見です。)

     ・項目が多く総花的になっている
     ・財政的なメリットや目標値がない
     ・外部の第三者委員会をやっていくのか
     ・行財政改革というよりも行政評価的なものがみられるが、行財政改革と行政評価と両建てで進めるのはどうか
     ・目標数字がなく進捗度合いをはかれないのではないか

    ー-----------

    武蔵野市議会議員
    小林まさよし

    *乱筆乱文ご容赦願います。


  • 武蔵野市政ニュース~『新たな五か年の財政計画~大幅な歳出増加と借金増加!』&行財政改革勉強会のご報告&年末のご挨拶

    こんばんは!

    いつも大変お世話になっております。武蔵野市議会議員の小林まさよしです。

    本日は、武蔵野市の新しい財政計画(第六期長期計画・第二次調整計画(以下、第二次調整計画))についての分析した内容をお知らせします。
    (今回は第一弾で、年明けに第二弾をお知らせします。)

    ー---------------------
    【新しい財政計画の問題点等①~大幅な歳出増加と借金増加】

    武蔵野市の財政規模は、令和6年度予算で815億円となっていますが、令和7年度~令和11年度の財政計画は以下のような問題点が確認されています。

    1.物価高騰を主因に大きく増加した歳出~1年前の財政計画対比で年平均(毎年)+約90億円、5カ年総額では+425億円!
     長期計画においては、五カ年の財政計画を作成しますが、

    • 現行の第六期長期計画・調整計画(以下、調整計画):令和6年度から令和10年度の五か年(下記グラフの左側)  
    • 現在、小美濃市長となったことにより策定されている第二次調整計画(案):令和7年度から令和11年度までの五か年(下記グラフの右側)


    が公表されています。右側の棒グラフの第二次調整計画は、左側の棒グラフの調整計画後の一年後に見直したものですが、次のような大きな変化が生じたことが確認されます。 

    image.png

    (ご参考)近隣自治体との一人当たり歳出額の比較
    ちなみに、武蔵野市の市民一人当たりの歳出額は50.1万円です。豊かな市税収入に支えらえれて、近隣自治体の1.25倍以上の税金を投入して運営されています



    (1)一般会計の予算規模が現行計画の年平均788億円から年平均875億円へと年平均(毎年)+約90億円の増加(五か年総額では425億円)! 

     調整計画でも一定の物価高騰の影響は織り込まれていたのですが、第二次調整計画はさらにインフレの影響が反映されて一般会計の予算規模は年平均で875億円となりました。 

    • これは1年前に公表した現行計画の年平均の支出額である788億円から約90億円(五か年総額で425億円)も増加するものであり 
    • また、令和5年度までの10年間の平均値の704億円からは、170億円以上も増加することになります。

     この約90億円や170億円以上という金額は予算規模800億円の武蔵野市で『年平均、つまり、毎年』増える支出の金額です。

     武蔵野市の歳出が大きく増加することは明らかであり、このことについては強い『問題意識』を持って対応しなければなりません。

    (2)歳出増加の要因はインフレの影響を受ける「物件費」や「投資的経費」など 

     歳出全体で、現行計画対比で毎年(年平均)で約90億円増加するということですが、どのような費用かというと主なものは

    • 外郭団体等を含めた外部機関への委託費を含める「物件費(現行計画対比+26億円(年平均))」 
    • 公共施設等の再整備に係る「投資的経費(現行計画対比+23億円(年平均))」
    • 福祉に係る費用としての「扶助費(現行計画対比+18億円(年平均))」 
    • 人件費(現行計画対比+6億円(年平均)

    となっています。

     上記からわかるように、「物件費」、「投資的経費」、「人件費」などは、明らかにインフレ等の影響によるものです。 皆様ご承知の通り、報道では、円安、人手不足などが継続する見通しからインフレは今後も継続するとされています。 そうなると、武蔵野市の財政的な負担は増加し続けるものだと考えられます。

     (3)インフレの影響で市税も増えるが、歳出増加の方が大きい 

     インフレの影響は一方的にネガティブではありません。歳入も増加しているのでその内容を見ると、
     ・個人所得の増加や固定資産税の評価替えなどがあり、年平均で見ると「市税」が現行計画対比で+39億円の増加
    となりました。
     しかし、その他で歳出の増加分である約90億円のすべてをカバーできるわけではありません。カバーしているのは、

    •  市のたくわえである「基金」の取り崩し(現行計画対比+14億円(年平均))
    •  市の借金である「市債」の発行(現行計画対比+14億円(年平均))

    となっています。また、問題は、
    令和5年度までの過去10年間では基金の「積立金」を年平均40億円程度行うという財政余力のある状況でしたが、 
    ・令和6年度以降は、様々歳出が増えたことにより、基金の「積立金」を計上する余力がなくなっていている状態
    にあることです。

     これから武蔵野市の財政運営は、第二次調整計画で

    となることが確認されています。

     また、税収でカバーできないところは、借金(市債発行)で賄うことになり、そうなると支払わなくてはならない金利も増加することも別途財政的負担が増加する要因となります。この傾向は加速することになると想定されます。

      たった1年違いの計画で
    ・歳出の大きな増加
    ・増加した歳出を埋め合わせるために更なる『基金の取り崩し』と『市債の発行』を増やすこと

    が確認されました。 

     私自身は、この歳出の増加を埋め合わせるためには、事業見直しなどによる業務の効率化を徹底的に進める行財政改革が必要だと考えます。

     このような状況に対して、
    市がどの程度行財政改革を進める意思を示すのか、そのプランを今後しっかりと確認していきたい
    と思います。

     いずれにせよ、市の関係者の方々には、強い『問題意識』と『危機感』をもってご対応することを強く要望していきます。

     また、この財政負担増の問題については、議会内外で情報発信の継続や超党派行財政改革勉強会での情報共有を行いながら、出来るだけ多くの市民の方に問題意識を持っていただくように、しっかりと周知してまいります

    ー-----------

    【行財政改革勉強会についてのご報告】

     市側に行財政改革の勉強会の一環として、市側が進めているDXについてどのようなことを考えて、進めようとしているのかをレクチャーしてほしいと相談したところ、小美濃市長が了承して下さったのか快諾の返事を頂きました。
     来年1月~2月にレクチャーをしてもらう予定となっています。

     また、本日、横浜市長時代に行財政改革を推し進めた中田宏参議院議員とお話しする機会があったのですが、勉強会の講師をしていただけたりするものか、ということを尋ねてみたところ、こちらも前向きな返事を頂きました。

     福田かおる衆議院議員からも、国が進めようとしている『デジタル行財政改革』について、必要に応じて国の関係者からのレクチャーなどサポートしてもらえるということにもなっています。

     しっかりと情報のインプットをして、皆様に情報発信(アウトプット)できるように活動してまいります。

    ー-----------

    【年末のご挨拶】

    本年も残り僅かとなりました。
    この一年間大変お世話になりました。

    昨年来、これは多くの方にご支援を頂いた結果、小美濃安弘市長、福田かおる衆議院議員、東まり子都議会議員と私共が推す候補者が当選することになりました。市政、都政、国政が連携して、山積する武蔵野市の課題に取り組むことができることは大きなメリットになると考えています。

    厳しい環境下での選挙戦を通じて、市民の方から『武蔵野市を立て直してほしい』などのような『強い期待』と『変革を求める声』をたくさんいただきましたことを強く実感しております。

    皆様のご期待に応えるためにも、議会内外から武蔵野を立て直し、市の発展・市民生活の向上に資する活動と山積する問題解決に取り組む所存です。

    どうぞ変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

    皆様のご健康とご多幸をお祈りし、
    穏やかなお年を迎えられますことをお祈り申し上げます。

    武蔵野市議会議員
    小林まさよし

    *乱筆乱文ご容赦願います。


  • 武蔵野市政ニュース~長期計画の策定委員との意見交換会を実施!財政計画の『コスト負担は年平均+90億円増』が明らかに!!など

    こんばんは!
    いつも大変お世話になっております。

    昨日、武蔵野市の第六期長期計画・第二次調整計画(以下、第二次調整計画)の策定委員会の方々と市議会議員との意見交換がありました。
     (*)第二次調整計画(案)のリンク先はkeikakuan.pdf

    今回の意見交換会は、議員一人当たり10分(委員の発言時間を含める)という本当に短いものです。議員25人と策定員の方が意見交換するので、10分という時間は致し方ないのですが・・・

    その概要について以下の通りご報告します。

    (*)令和5年11月30日に第六期長期計画・調整計画策定委員会より受けた本答申を尊重し令和6年度から5年間を計画期間とする第六期長期計画・調整計画(以下、調整計画)を策定したのですが、令和5年12月24日の市長選挙で小美濃市長が誕生したことにより、小美濃市長の公約や進めたい政策を反映させるために、第二次調整計画が策定されることになっています。

    私が意見交換として取り上げたのは以下の3つのテーマについてです。

    1.学校改築関連
    2.行財政関連
    3.将来人口推計関連

    ー-------概要ー--------

    1. 学校改築関連・・・メリットとデメリットを関係者に説明したうえで、関係者の意見を聞くようにしてほしい!

     「子ども、教職員、保護者、地域」の意見を聞くとしているが、財政面、建築面、教育環境面において、メリットとデメリットを「子ども、教職員、保護者、地域」などの関係者にしっかり伝えた上で、それら判断材料を基にした意見を聞いてほしい

     (*)以下にありますが、例えば、大きく財政負担の増加があることを知らせた上で、この武蔵野市の学校改築をどうするのかということを判断していただく必要があると考えています。

    2. 行財政関連・・・インフレで大きな財政負担の増加(現行計画対比で年平均+90億円)!これまで以上の危機感をもった財政運営を!

     調整計画は令和6年度から令和10年度までの5カ年の財政計画を策定、第二次調整計画は令和7年度から令和11年度までの5カ年の財政計画を策定しているのですが、調整計画から1年後見直した第二次調整計画で、財政負担について大きな変化があったことについて言及しました。

     詳細は後日お知らせしますが、1年しか変わらないのに、
     ・年間の平均の予算が調整計画は788億円
    であったのに
     ・第二次調整計画では875億円に増加
    していることが明らかになりました。1年後に見直した結果、90億円近く支出が増えることになるのです!

    (ご参考:過去10年平均、調整計画(5カ年)、第二次調整計画(5カ年)の年平均の規模)

    image.png

     また、上記グラフの左にある棒グラフは令和5年度までの10年間の年平均の歳出がは704億円でした。これまでは市政運営にかかる費用は704億円程度の規模でしたが、これから先の5年間は880億円に増加するということでもあります。大幅な増加です!

     以上のように、第二次調整計画においては、インフレの影響等を受けて大きな財政的な負担増が生じたことが大きな変化として明らかになっています。 担当の方たちがどのように分析して、市長に報告したのかについて疑問が残るところですが、これまで以上の危機感をもって無駄をなくす財政運営を行うための行財政改革を推進しなければなりません

     執行部にも、しっかりとこの問題について強い危機感を持って対応することを期待すると同時に求めてまいります

     また、このように現行計画対比で90億円もの財政負担が増加する見通しとなったことについては、市報を通じて、比較した内容を市民の方に知らせる必要があると考えます!

    3. 将来人口推計関連・・・将来人口推計するにあたり、流入する人口は全国の日本人人口の人口減少の影響を織り込むようにするべきではないか!?

    (*)以下、わかりにくいところはあるかもしれません。。。

     現在、武蔵野市の将来人口推計では、

     ・流入する人口、流出する人口を見込む際に、現在は流出数と流入数の差をとり、
     ・武蔵野市の人口で割った純入出率というものから流出入の合計を推計しているが、

    この推計方法について、
     ・流出する人口は武蔵野市の人口を分母にするのは良いが、
     ・流入する人口は全国の日本人人口を分母にする方が、正確に人口を見込めることになるのではないか
    ということを提案したものです。

     以下のグラフは単純化しているものですが、前提として、
     ・武蔵野市に毎年1.2万人の人口流入と1.1万人の人口流出だとすると
    現在の将来人口推計方法は、この差の1000人がどうなるかということを、武蔵野市の人口をベースに推計し続けます。

     私が持っているこの推計方法の問題意識は、例えば、現在、1.2億人いる人口が半分の6000万人になったら武蔵野市の人口はどうなるのか?ということですが、現在の将来人口推計では、その影響は織り込まれません

     これで正しい将来人口推計値が算出されるのとしてよいのでしょうか?人口減少が想定されている中、この推計方法では武蔵野市の人口が過大に推計され続けることになると考えられます。

    image.png

     この問題を修正するには、
     ・流出数は1.1万人で武蔵野市の人口15万人とすると、その流出率は7.3%になりますので、
     ・出生、死亡、流入した数などを含めた武蔵野市の将来の人口に対して、毎年7.3%を乗じて流出数を見込み、
     ・流入数は、全国1.2億人で1.2万人の流入があるのならば、流入率は0.01%として、
     ・全国の人口が1億人に減少した場合は1万人の流入となり、人口が6千万人に減少した場合は6000人の流入
    となるように、

     ・流入と流出の差ではなく(これは、流入も流出も分母が武蔵野市の人口ということになります。)
     ・流入と流出を別々にして、流入は全国の日本人人口を分母とした流入率、流出は武蔵野市の人口を分母にした流出率
    を用いて算出する方が良いと提案するものです。

    以上、取り急ぎご報告となります。

    (*)財政計画については、簡単に「年平均+90億円の財政負担増」になったことをお知らせしましたが、後日、改めて90億円の内訳等について分析したものをお知らせします。

    ー-----------

    乱筆乱文をご容赦ください。
    引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

    武蔵野市議会議員
    小林まさよし


  • 武蔵野市政ニュース~行財政改革勉強会発足のお知らせ!等

     12月18日、令和6年第4回定例会が閉会となりました。各議員からの一般質問や委員会などで様々市政について議論されました。
     私に関して言えば、今回の定例会では、武蔵野市の 行財政改革に注力するという意思を議会内外でお知らせ することが一番大きなものだったと思います。
    本日は、この行財政改革に関連して以下の2点についてご報告したいと思います。

    1.行財政改革勉強会発足について(目的、参加者等)

    2.市が総務委員会で行政報告した「行財政改革基本方針とアクションプラン」について→総務委員会では割と厳しい指摘をされていました

    ー-------------------------

    1.行財政改革勉強会について 

    本日、任意の団体となりますが、超党派議員による 行財政改革 に関する勉強会が発足しました。

    全議員にお声がけしたところ、今回、参加の意思を示されたのは、以下の11名となりました。
      #きくち由美子 議員  
      #大野あつ子 議員
      #深田貴美子 議員
      #東山あきお 議員
      #宮代一利 議員
      #本多夏帆 議員
      #小林まさよし
      #さこうもみ 議員
      #山崎たかし 議員
      #下田ひろき 議員
      #川名ゆうじ 議員
      (議席番号順)
     本当に超党派のメンバーとなりました。来年以降、勉強会を実施していく予定です。

     勉強会にご参加いただく議員とともに議会から、 
     ① 財源と事業効率の最適化によって、質の高い行政サービスを継続的に市民の皆様に提供する
     ② 仕事量が多いとされる市職員の労働環境の改善や負担軽減を図る。中長期的な担い手の減少にも対応する
    ことを目的として、行財政改革を進め、個人的には、下記にあるような○○な街ナンバーワンと言われるように働きかけていきたいと考えています。(すべては難しいかもしれませんが、、、)

    image.png

     なお、本日行われる予定でしたキックオフミーティング(*)のために作成した資料をご参考までに添付いたします。(*)本日の本会議終了後、15時を予定していた広報委員会が開催されるまでミーティングを行うつもりでしたが、本会議が15時近くまで開催されたためミーティングは開催されませんでした。

    2.「第7次行財政改革基本方針とアクションプラン」について 
     武蔵野市は、『第七次武蔵野市行財政改革を推進するための基本方針及び武蔵野市行財政改革アクションプラン(令和7~11年度)中間のまとめ』について行政報告を行いました。 

     詳細は以下のリンク先の通りですが、パブリックコメントを募集しているので、是非、ご一読いただきご意見等を市にお寄せください。募集期間は令和7年1月15日(水)までです。

    リンク先:第七次武蔵野市行財政改革を推進するための基本方針及び武蔵野市行財政改革アクションプラン(令和7~11年度)中間のまとめ|武蔵野市公式ホームページ

    ところで、この「第7次行財政改革基本方針とアクションプラン」(以下、「第7次」とします。)については、総務委員会で議員と執行部が議論していましたが、議員から以下のような指摘がありました。

     私も、上記の指摘の通り、行政評価が多く、いわゆる一般的な行財政改革ではない、行財政改革といえるのか?という印象があります。

     この点については、市側からは「行政の質を上げることも目的」という答弁がありました。
     確かに、行政の質を上げることはとても重要です。
     しかし、行財政改革とは別のものとして管理運営する方が良いのではないかと思うところです。

     一般的な行財政改革ではない、行財政改革といえるのか?という例について、この第7次では、
     ・広聴の充実及び広聴と広報の連携の推進
     ・「伝える」「伝わる」情報提供の推進
    という項目があります。これらが一般的な行財政改革といえるのかは疑問を持たざるを得ません。

     また、令和3年度から令和4年度の第6次では、下記の通り
     ・住民投票条例の制定・施行
    が行財政改革のアクションプランとされていました。

     全部見切れているわけではありませんが、過去にさかのぼってみると、第3次までは一般的な行財政改革であったものが、平成25年からの第4次から行政評価と混在してきた模様です。

     いずれにせよ、今回、市が示した第7次は(第6次も同様だと思いますが)、本当に行財政改革といえるのか疑問に思うところであり、腑に落ちていない状況です。

    以上、取り急ぎご報告となります。

    ー-----------

    乱筆乱文をご容赦ください。
    引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

    武蔵野市議会議員
    小林まさよし


  • 武蔵野市政ニュース~12月定例会の一般質問のご報告(防犯カメラ設置、ペットボトル回収の毎週化、将来人口推計の見直しが実現される方針を確認)

    いつも大変お世話になっております。
    一昨日、12月定例会で行いました一般質問についてお知らせします。

    一般質問とは、議員が、市の一般事務に対してその執行の状況又は将来の方針、政策的提言や行政の課題などを市長などの執行機関に直接質すことです。
    武蔵野市では、年四回、30分の質問時間が議員に与えられます。
    各議員が自身の経験、想い、支援者の声などから要望する政策を市政に反映させようとする貴重なものです。

    私が一般質問したテーマは、以下の5つです。
    (一般質問の原稿は別添えのファイルの通りです。)
    ⒈行財政改革の推進
    ⒉ペットボトル回収の毎週化
    ⒊闇バイトへの対策としての防犯カメラ設置
    ⒋自転車利用と歩行者の安全性が図られていない根拠となるデータの確認
    ⒌将来人口推計と長期財政シミュレーションの見直し
    についてです。

    今回は、限られた時間で、5つの大きなテーマを質問することとなったのですが、量的・時間的になかなか難しく、率直に全てうまく質疑ができたわけではありませんでした。
    とはいえ、小美濃市長からは、2.ペットボトル回収の毎週化、3.防犯カメラの設置、5.将来人口推計と長期財政シミュレーションの見直しを前に進めるという答弁を頂きました。
    ちなみに、上記3と5については、松下玲子前市長時代から訴え続けてきましたが、全く相手にされませんでした。
    小美濃市長だから実現したことだと考えています。

    しかし、1と4については、時間の問題もあったのですが、改善しなければところもあったと反省しているところです。
    とはいえ、今後も、この2点については、しっかりと追及していきます。

    ー------------ー----

    以下、再質問した際の順番に変えて、質問と市の答弁の概要をお知らせします。


    (注)市の答弁については、録画を確認していませんので、不正確な点もあるかもしれません。その点をお含みおきください。
    (質疑中は、次の質問など様々考えており、答弁の100%を正確に聞き取れていない状況でもあります。)

    ⒉ペットボトルの毎週回収化
    ・質問の主なポイント等
     ペットボトル回収について、現在は隔週回収だが
      -毎週回収化が市長の公約であること
      -市民サービスや利便性の向上の観点
      -市民の毎週化を求める声への対応
      -隔週にしたからといって回収量が減るわけでもなく、隔週でも毎週でも回収する量は変わらない(下記表ご参照)
    などから毎週回収化実現することを求めるもの。

    ・市の答弁(主旨)
     公約であり、市民サービスや利便性向上の観点から毎週化を実現する方針である
     ただし、市民会議に参加されている方などと丁寧に話をしながら実現できるようにしていく。
     (この答弁に対して、早急に実現するべきだという市民もいるので、丁寧、かつ、スピード感をもって対応するようにお願いしています。)

    ⒊闇バイトへの対策としての防犯カメラ設置
    ・質問の主なポイント等
     闇バイトを通じた犯罪により増加する市民の危険性への対策として、安全安心のまちづくりのためにも、抑止力にもなる防犯カメラの設置を推進する方針を打ち出すことを求める。

    ・市の答弁(主旨)
     警察から防犯カメラ、防犯フィルムは有効と聞いている。これから警察と協議しながら、また、様々意見を聞きながら、防犯カメラの設置、防犯フィルムの補助が有効な事業となるように進める方針。
     (この答弁に対して、防犯カメラについては、武蔵野市には、商業地域を中心に364台の防犯カメラが設置されているが、住宅街の設置を増やしてほしいという要望を伝えています。)

    ⒌将来人口推計と長期財政シミュレーションの見直し
    ・質問の主なポイント等
     市が令和4年に公表した将来人口推計値は右肩上がりに人口が増加するという現実的なものではない(下記表参照)。現在14.8万人の人口が2052年に16.1万人になるという予想。
     しかし、市の人口は2022年をピークに人口減少しており、私は実態に即するように早急に見直す必要があると考えている。令和7年1月末の将来人口推計値と令和6年11月実績と比較すると、1%程度の乖離があり、将来人口推計を見直す条件に該当する。将来人口推計と長期財政シミュレーションの両方を見直すということでよいのか確認したい
     長期財政シミュレーションも人口推計に合わせて見直すならば、前回の想定より、①人口減少、②物価高騰、③大規模事業など変動要因がある。その変動要因と影響について説明できるようにしてほしい。
     (ご参考:現在市が公表する将来人口推計~日本の人口が1億人割れするころ16.1万人に増加するというもの)


     

    ・市の答弁
     見直しの条件に該当するので将来人口推計、そして、長期財政シミュレーションを見直す

    ⒋自転車利用と歩行者の安全性が図られていない根拠となるデータの確認
    ・質問の主なポイント等
     駅近くには歩行者の安全性を確保できないということから外周部に駐輪場を設置するという方針を打ち出しているが、具体的なデータによって、駐輪場売却前に駅近くに自転車事故がどれだけ発生していたと認識していたのか説明を求めるもの。

    ・市の答弁
     (こちらについては、市の担当者から、「データは警察のオープンデータで取れるから、そちらで確認するように」と言われたことは強く記憶に残っているのですが、あまりにも不誠実・不親切な答弁だったもので、正確にその際の答弁を現時点ではお知らせできません。そもそも市としては根拠となるデータを持っていなく、駐輪場売却す時点の説明を求めたのですが、印象としては、直近の状況を説明するように論点をすり替えるものでした。次のテーマの行財政改革関連の再質問のために、このテーマの再質問を十分できず、次回へ持ち越すとしました。
    しかし、そもそも外部に駐輪場を設置するという方針を打ち出し、駐輪場を売却しておきながら、データで安全性が確保できないという主張の根拠を説明できない状況というのはあってはならないことだと理解しています。こちらについても今後、様々な場から問題として指摘していきたいと考えています。)

    ⒈行財政改革の推進~外部有識者による行財政改革委員会の設置を求める
    ・質問の主なポイント等
     武蔵野市は行財政改革が必要である。主な理由は以下の4つ。
      -武蔵野市は高コスト化が進んでいる
      -無駄をなくし、DXやICTの推進などによって、時代に即した質の高い行政サービスを市民の皆様に提供し続けなければならない
      -仕事量が多いという市職員の労働環境の改善、そして、将来の担い手不足に対応していかなくてはならないため
      -武蔵野市は事務事業量を把握していないということなどもあり、十分な行財政改革ができていない可能性がある
     武蔵野市は、18年もの間、外部有識者で構成される行財政改革委員会が設置されていない。市職員のみの縦方向のチェックではなく、第三者による横方向からのチェックが必要ではないか。
     第三者による視点で行財政改革を進めるための行財政改革委員会の設置をすると同時に事務事業数の把握が必要である。第三者による行財政改革委員会を、明確にいつ設置する可能性があるのかということについて答弁を求める

    ・市の答弁
     (この質問については、明確な答弁を求めましたが、あいまいな答弁であり、明確にいつ第三者による行財政改革委員会を設置するという答弁はありませんでした。また、上記4つで多くの時間をとってしまい、再質問も十分できませんでした。

    うまくできなかったと反省するところですが、すでにお知らせしている通り、超党派の議員による勉強会を進めていく予定です。行財政改革推進については、今後、多くのリソースをつぎ込み、様々な形で働きかけていきます。

    以上、取り急ぎご報告となります。
    (ただし、最後の2つ(4と1)については、後日、録画などで確認する予定です。その上で、上記について修正・補足等が必要でしたら別途お知らせします。)

    武蔵野市議会議員
    小林まさよし

    *名刺交換等をさせていただいた方に送らせていただいております。
     不要な方はお手数ですがお知らせください。


  • 武蔵野市政ニュース~ご報告:超党派による有志議員の行財政改革に関する勉強会を立ち上げる予定です!

    いつも大変お世話になっております。
    武蔵野市議会議員の小林まさよしです。

    本日は、昨日より武蔵野市議会議員に、
    ・行財政改革推進のための勉強会
    を有志議員で行いたいという案内状を手交し始めました。
    最終的にどのくらい参加いただけるかは不明ですが、現時点で20名を超える議員に手交しているところで、全議員に配布予定です。

    『行財政改革』は私が武蔵野市議会議員を志す一丁目一番地の政策でした。
    しかし、これまでは武蔵野市を一日も早く変えなくてはならないという想いから、大きな意味での『市政改革』に私のリソースの多くを注力してきました。
    3つの大きな選挙が終わり、『市政改革』は実現できたと考えられますので、これからは少子高齢化や財政的な問題の顕在化などといった課題のある将来を見据えて、『行財政改革』に私のリソースの多くを注力していきたいと考えています。

    ー----------------
    〇行財政改革に必要性について
    武蔵野市の未来のためには、強力な行財政改革が必要です。主な理由は以下の通りです。
    ①武蔵野市は近隣自治体と比較して外部への委託費や公共施設が多くあり、高コスト化が進んでいるということ
    ②昨今の物価高騰などにより、更に財政負担が増加する見通しであること
    ③市民の方がより効率的で質の高い行政サービス受けられるようにするため
    ④仕事量が多く疲弊しているといわれる市職員の労働環境の改善や負担軽減の必要性、そして、中長期的には少子高齢化が進む中で担い手が減少していくという要因などの対策として抜本的な事務事業の見直しが必要であること
    ⑤武蔵野市は現在の行政サービス(事務事業)がどのくらいの数があるか把握していない点などから、十分な行財政改革が行われているのかどうか不明なため

    〇今後の活動等
    参加者からの意見を伺いながら進める予定ではあり、未確定なところはありますが、
    ・1~2カ月に一回程度
    ・武蔵野市や他自治体の財政状況や公共施設の状況等の確認
    ・随意契約を含めた契約の在り方
    ・財政援助出資団体の在り方
    ・財政面だけではなく職員の労働環境改善の観点からの事務事業の在り方
    ・他市の行財政改革の状況
    ・テーマによっては執行部からのレクチャーを受ける
    ・参加する議員は、原則、自分の関心のある行財政に関連するテーマについて発表する
    ことなどを行ってまいりたいと考えています。

    議員によってそれぞれ問題意識や専門性が異なりますが、多くの議員が情報、知識、問題意識等を共有しながら、必要に応じて執行部に要望書や意見書を賛同する議員ともに提出していきたと考えています。

    〇議員向けの案内状

    以上、取り急ぎご報告のご報告となります。
    引き続き、よろしくお願いいたします。

    武蔵野市議会議員
    こばやしまさよし