こんにちは!
本日は、2月28日に行いました令和7年第一回市議会定例会において行った
・一般質問の概要
・武蔵野プレイスの未利用会議室の開放決定!
についてお知らせします。
(*)一般質問とは、定例会での本会議において、議員が執行機関(自治体の長や委員会)に対して、行政全般(公共事務、団体委任事務、行政事務の一切を含む)について質問を行うことです。
一般質問の概要についてですが、一般質問は
1.武蔵野市の財政計画と行財政改革の必要性
2.歯と口腔の健康づくりにおける条例制定
3.駐輪場売却問題の問題検証と市民への説明
4.武蔵野プレイスのギャラリー利用の厳格化
5.将来人口推計の推定方法見直し
について行いました。ご関心がある内容について下記をご覧ください。
なお、1については、証券会社で証券アナリストをしていた経験を踏まえて、レポート形式で武蔵野市の状況を評価しました。
ブログに掲載していますので、下記リンク先をご覧ください。
ところで、概要以外に、一点お知らせしたいのが、これまで武蔵野プレイスの3階の会議室が未利用な状況を見て、
・「未利用ならば子どもたちの勉強場所として開放してほしい」
と市に要望していましたが、上記4に関連して、
・市から武蔵野プレイスの「未利用の会議室の開放」を実施!
することになるという答弁があったことです。
私自身、武蔵境駅近辺にて、プレイスや喫茶店等で資料作成等の作業をするのですが、空いている作業場所を見つけるのに苦労することがあります。
市の対応により勉強場所を探す子どもたちの居場所が増えることは本当に良かったと思っています。
住民福祉の向上に資する素晴らしい政策であり、このことについては、小美濃市長をはじめ、ご尽力いただいている市の関係者の皆様に心から御礼申し上げたいと思います。
これが成功事例になれば、語らいの道市民スペースや商工会議所でも同じような利用ができるように拡大していただけないかということを考えています。
【一般質問の概要】
1.武蔵野市の財政計画と行財政改革の必要性
武蔵野市は豊かな自治体ですが、土屋市政より後の18年間では
①多額の税金が投入される街づくりが先送りされる一方で、市の豊かさは外部機関への委託費としての物件費に投入されるという形で高コスト化が進み、
②行財政改革は年々後退し
③さらに昨今の物価高騰や建設費高騰が市の財政を圧迫させる
状況となりました。
18年間に生み出された負の遺産が、今後の武蔵野市の財政を大きく圧迫させることになります。
負の遺産が顕在化するタイミングで市長になった小美濃市長には、責任転嫁されることがないよう、市民に武蔵野市の財政状況の問題について「伝わる・伝える」を実行し、市民に分かる形での行財政改革を強力に進めていただきたいと要望しました。
2.歯と口腔の健康づくりにおける条例制定
歯周病が肺炎、糖尿病、心筋梗塞、早産・低体重 児出産と関係があると言われ、歯と口腔の健康が全身の健康を保持・増進させ、ひいては健康寿命の延伸を図る上で極めて重要な役割を果たすとされています。健康寿命の延伸により医療費削減効果も期待されます。
武蔵野市では健康増進法に基づく健康増進計画が策定されていますが、市が令和7年度予算参考資料にも記載する「歯科疾患の早期発見・重症化予防を図り、歯周病や口腔衛生の正しい知識の啓発等を行う」ためにも、また、市民の健康寿命の延伸や医療費削減のためにも、「歯と口腔の健康づくり推進」について、より拘束力のある条例制定が必要だとして、条例制定について市の考えを伺う質問をしました。この条例は、東京都では千代田区、豊島区、渋谷区、杉並区、日野市が制定しており、多摩市でも令和7年4月1日から条例が施行されます。
市の答弁としては、今後、他の自治体の状況等を踏まえて研究していくというものでした。
3.駐輪場売却問題の問題検証と市民への説明
駐輪場売却問題で住民訴訟が行われて、裁判が行われまていますが、裁判の結果と関係なく検証委員会を設置して、再発防止の観点からどのような問題があったのかについて検証して、裁判結果が出ると同時に公表することを要望しました。
市の答弁としては、裁判の結果による、ということでした。
しかし、私は裁判の結果は関係ないと考えています。総論が○でも各論で×というこのもあるかもしれません。総論が×でも、各論で〇というのがあるかしれません。
その例が、市民周知をしたかどうかということです。市は十分に市民周知することなく売却しましたが、これは裁判の結果なく問題(☓)だと私は考えます。
市は問題があったかどうかなど、各論について検証し検証結果を公表するという作業が必要だと考えて、市には改めて検証と検証悔過の公表を要望しています。
地裁の通り、原告の請求が棄却されたから、市がしたことが何も問題なかったということにはならないと考えます。
これまで、裁判にならなくても問題となったものはたくさんありますし、それはそれで検証して改善しているはずです。
市が裁判の結果を受けてという点については、はいそうですね、といえるものではないと考えています。
4.武蔵野プレイスのギャラリー利用の厳格化
これまでも取り上げているのですが、プレイスのギャラリーを設計会社が模型や設計図の展示をしており、置いてあるチラシには、「相談無料」などの記載があります。
受験前の大切な時期でもある1月早々、二週連続して週末に利用されているのを見ました。非常に残念な思いをしました。私は、これは営業目的の利用としか思えませんので、市にギャラリー利用の厳格化を求めました。
市の答弁は、その設計会社にヒアリングするというものでした。
やはり住民福祉の向上という観点からは、このような利用は制限するべきだと考えます。
*ただし、上述したように、市長、市職員、プレイスの関係者の方々が、未利用の会議室を子どもたちに開放するように動いてくださっていることについては、高く評価するのと同時に感謝したいと思います。住民福祉の向上に資することのできる素晴らしい政策だと思います。
5.将来人口推計の推定方法見直しについて
令和4年度に公表した市の将来人口は右肩上がりに人口が増加するというものでしたが、直近では日本人人口が3年連続で減少しているように、推計値と実績に乖離が生じており、人口推計を令和7年度に見直すことになりました。
問題があるので見直すことは良いのですが、見直すにも税金や職員の労働力というリソースが必要となります。
同じ推計方法のまま、2度続けて修正となることは避けなくてはなりません。人口推計を見直す際に、推計方法自体も問題があるならば修正することを要望しました。
市の答弁は、修正できるか検討するというような内容でした。
小林まさよし