いつも大変お世話になっております。
一昨日、12月定例会で行いました一般質問についてお知らせします。
一般質問とは、議員が、市の一般事務に対してその執行の状況又は将来の方針、政策的提言や行政の課題などを市長などの執行機関に直接質すことです。
武蔵野市では、年四回、30分の質問時間が議員に与えられます。
各議員が自身の経験、想い、支援者の声などから要望する政策を市政に反映させようとする貴重なものです。
私が一般質問したテーマは、以下の5つです。
(一般質問の原稿は別添えのファイルの通りです。)
⒈行財政改革の推進
⒉ペットボトル回収の毎週化
⒊闇バイトへの対策としての防犯カメラ設置
⒋自転車利用と歩行者の安全性が図られていない根拠となるデータの確認
⒌将来人口推計と長期財政シミュレーションの見直し
についてです。
今回は、限られた時間で、5つの大きなテーマを質問することとなったのですが、量的・時間的になかなか難しく、率直に全てうまく質疑ができたわけではありませんでした。
とはいえ、小美濃市長からは、2.ペットボトル回収の毎週化、3.防犯カメラの設置、5.将来人口推計と長期財政シミュレーションの見直しを前に進めるという答弁を頂きました。
ちなみに、上記3と5については、松下玲子前市長時代から訴え続けてきましたが、全く相手にされませんでした。
小美濃市長だから実現したことだと考えています。
しかし、1と4については、時間の問題もあったのですが、改善しなければところもあったと反省しているところです。
とはいえ、今後も、この2点については、しっかりと追及していきます。
ー------------ー----
以下、再質問した際の順番に変えて、質問と市の答弁の概要をお知らせします。
(注)市の答弁については、録画を確認していませんので、不正確な点もあるかもしれません。その点をお含みおきください。
(質疑中は、次の質問など様々考えており、答弁の100%を正確に聞き取れていない状況でもあります。)
⒉ペットボトルの毎週回収化
・質問の主なポイント等
ペットボトル回収について、現在は隔週回収だが
-毎週回収化が市長の公約であること
-市民サービスや利便性の向上の観点
-市民の毎週化を求める声への対応
-隔週にしたからといって回収量が減るわけでもなく、隔週でも毎週でも回収する量は変わらない(下記表ご参照)
などから毎週回収化実現することを求めるもの。
・市の答弁(主旨)
公約であり、市民サービスや利便性向上の観点から毎週化を実現する方針である。
ただし、市民会議に参加されている方などと丁寧に話をしながら実現できるようにしていく。
(この答弁に対して、早急に実現するべきだという市民もいるので、丁寧、かつ、スピード感をもって対応するようにお願いしています。)
⒊闇バイトへの対策としての防犯カメラ設置
・質問の主なポイント等
闇バイトを通じた犯罪により増加する市民の危険性への対策として、安全安心のまちづくりのためにも、抑止力にもなる防犯カメラの設置を推進する方針を打ち出すことを求める。
・市の答弁(主旨)
警察から防犯カメラ、防犯フィルムは有効と聞いている。これから警察と協議しながら、また、様々意見を聞きながら、防犯カメラの設置、防犯フィルムの補助が有効な事業となるように進める方針。
(この答弁に対して、防犯カメラについては、武蔵野市には、商業地域を中心に364台の防犯カメラが設置されているが、住宅街の設置を増やしてほしいという要望を伝えています。)
⒌将来人口推計と長期財政シミュレーションの見直し
・質問の主なポイント等
市が令和4年に公表した将来人口推計値は右肩上がりに人口が増加するという現実的なものではない(下記表参照)。現在14.8万人の人口が2052年に16.1万人になるという予想。
しかし、市の人口は2022年をピークに人口減少しており、私は実態に即するように早急に見直す必要があると考えている。令和7年1月末の将来人口推計値と令和6年11月実績と比較すると、1%程度の乖離があり、将来人口推計を見直す条件に該当する。将来人口推計と長期財政シミュレーションの両方を見直すということでよいのか確認したい。
長期財政シミュレーションも人口推計に合わせて見直すならば、前回の想定より、①人口減少、②物価高騰、③大規模事業など変動要因がある。その変動要因と影響について説明できるようにしてほしい。
(ご参考:現在市が公表する将来人口推計~日本の人口が1億人割れするころ16.1万人に増加するというもの)
・市の答弁
見直しの条件に該当するので将来人口推計、そして、長期財政シミュレーションを見直す。
⒋自転車利用と歩行者の安全性が図られていない根拠となるデータの確認
・質問の主なポイント等
駅近くには歩行者の安全性を確保できないということから外周部に駐輪場を設置するという方針を打ち出しているが、具体的なデータによって、駐輪場売却前に駅近くに自転車事故がどれだけ発生していたと認識していたのか説明を求めるもの。
・市の答弁
(こちらについては、市の担当者から、「データは警察のオープンデータで取れるから、そちらで確認するように」と言われたことは強く記憶に残っているのですが、あまりにも不誠実・不親切な答弁だったもので、正確にその際の答弁を現時点ではお知らせできません。そもそも市としては根拠となるデータを持っていなく、駐輪場売却す時点の説明を求めたのですが、印象としては、直近の状況を説明するように論点をすり替えるものでした。次のテーマの行財政改革関連の再質問のために、このテーマの再質問を十分できず、次回へ持ち越すとしました。
しかし、そもそも外部に駐輪場を設置するという方針を打ち出し、駐輪場を売却しておきながら、データで安全性が確保できないという主張の根拠を説明できない状況というのはあってはならないことだと理解しています。こちらについても今後、様々な場から問題として指摘していきたいと考えています。)
⒈行財政改革の推進~外部有識者による行財政改革委員会の設置を求める
・質問の主なポイント等
武蔵野市は行財政改革が必要である。主な理由は以下の4つ。
-武蔵野市は高コスト化が進んでいる
-無駄をなくし、DXやICTの推進などによって、時代に即した質の高い行政サービスを市民の皆様に提供し続けなければならない
-仕事量が多いという市職員の労働環境の改善、そして、将来の担い手不足に対応していかなくてはならないため
-武蔵野市は事務事業量を把握していないということなどもあり、十分な行財政改革ができていない可能性がある
武蔵野市は、18年もの間、外部有識者で構成される行財政改革委員会が設置されていない。市職員のみの縦方向のチェックではなく、第三者による横方向からのチェックが必要ではないか。
第三者による視点で行財政改革を進めるための行財政改革委員会の設置をすると同時に事務事業数の把握が必要である。第三者による行財政改革委員会を、明確にいつ設置する可能性があるのかということについて答弁を求める。
・市の答弁
(この質問については、明確な答弁を求めましたが、あいまいな答弁であり、明確にいつ第三者による行財政改革委員会を設置するという答弁はありませんでした。また、上記4つで多くの時間をとってしまい、再質問も十分できませんでした。
うまくできなかったと反省するところですが、すでにお知らせしている通り、超党派の議員による勉強会を進めていく予定です。行財政改革推進については、今後、多くのリソースをつぎ込み、様々な形で働きかけていきます。)
以上、取り急ぎご報告となります。
(ただし、最後の2つ(4と1)については、後日、録画などで確認する予定です。その上で、上記について修正・補足等が必要でしたら別途お知らせします。)
武蔵野市議会議員
小林まさよし
*名刺交換等をさせていただいた方に送らせていただいております。
不要な方はお手数ですがお知らせください。