いつも大変お世話になっております。
一昨日(令和6年1月29日)、執行部が提出した第6期長期調整計画について全員協議会(*)という議会が開かれました。
(*)市政上の重要な問題について検討するために、必要に応じて議員全員が集まって開かれる会議
今回は議員全員が6分の持ち時間をベースに小美濃市長をはじめとする執行部側に質問することになりました。
様々質疑がありましたが、以下について概要をまとめましのでご報告します。
① 住民投票制度
② 2中と6中の統廃合
③ 学校給食費
④ 吉祥寺駅南口再整備
⑤ 保健センター
【住民投票制度】
市長答弁概要:
今、立法事実のない住民投票制度について議論すれば街宣車がきたりやデモが発生することで市が混乱する。
多くの市民が恐れている。無理に議論を進めるべきではないというスタンスであり、今回『凍結』するとしている。
*私見:私自身も、2021年11-12月には毎朝駅に立つなどの街頭活動をしていましたが、多くの市民の方からの反対の声が多くあり「分断と混乱が生じた」と認識しています。住民投票が必要な状況ではない(立法事実がない)のに、二度とあのような「分断と混乱」が生じてはなりません。市長の考えに同意します。
【2中と6中の統廃合】
市長答弁概要:
一旦ストップして白紙にする。子どもファーストでの議論が十分ではない。
2中と6中の統廃合よりも、今のままの18校の学校を維持するのがよいのかの総論を先に議論するべき。
そのあとで子ども、保護者、現場の意見を聞いたうえで、20年後、30年後を見据えて統廃合を議論するべきと考える。
*私見:松下市政における「市長・教育長会議」では、『コスト削減にメリットがある』として「2中と6中の統廃合案」が特だしされて進められようとしました。将来を見据えての統廃合については議論する必要があるとも思いますが、市民の皆様に少子化が進むことによる教育環境面の問題や改修費用が大きく増加している問題などを周知して意見を聞いたうえで、全市的に議論してから進めるべきだと考えています。
【給食費無償化】
市長・執行部答弁概要:
東京都が補助を出すということになり、今後、会議体を持ち検討していく。できるだけ早く議論して決めていく。
*私見:東京都は小中学校の給食費について、市区町村が支援を行う場合、半分を都が負担し、最大で給食費の半額を補助する方針を決めています。積極的に前に進めていけばよいと考えます。
【吉祥寺南口再整備】
市長答弁概要:
これまでの議論はローテンポだった。
様々な権利関係があるが、その方々の意見を吸い上げながら、面的な南口のグランドデザインをつくるべきと考えている。この事業はやらなくてはならないもの。
*私見:この話は、松下市政においては先送りされてきた問題と認識しています。市長の言う通り、この事業は極めて難しい事業ですが、やらなくてはならないものです。市長からはテンポを速めて対応していくという印象を得ています。
【保健センター増築計画】
議員から「資材高騰で保健センターの費用が大きく増加している。6長調では保健センター増築ありきと思えるが」という質問があり、以下答弁しています。
執行部答弁概要:
保健センターについては庁内で議論している。2月8日に全員協議会が行われる予定になっている。ご議論いただける場と考えている。
*私見:当初予算40億円でありましたが、資材高騰で大きく建設費が高騰しているということです。その金額等を踏まえて、2月8日に議員からの意見をヒアリングして執行部側も対応を考えるということと理解しています。
本件については、個人的に強い問題意識を持っていて、この時期に大幅に増加するという建設費用をかけてまで増築することについては反対の姿勢を示したいと考えています。そもそも学校の改築を最優先に公共施設の再整備は見直すべきです。
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なお、6長調は松下市政において、策定委員会において議論されたものとなっています。
今後、小美濃市長は6長調で公約が果たせる部分は進めながらも、記載のない公約を実現するために次期計画(第7期長期計画の前倒しか第6期長期第2次調整計画)を策定する方針であることを示しています。
小美濃市政となって1カ月程度しか経過しておりません。まだ十分議論できていないところはあるようですが、武蔵野市政の立て直しに向けて小美濃市政が動き出しております。
引き続き、「武蔵野を立て直す」ためのご支援をよろしくお願い申し上げます。
武蔵野市議会議員
小林まさよし